思春期の頃から始まり、大人になってもニキビは多くの人が経験するお肌の悩めるトラブルのひとつですよね。

10代前半からできるいわゆる思春期ニキビをはじめ、20代~30代の女性に多い大人ニキビまで、ニキビの種類は様々です。

多くの場合は顔にできるものなので、ニキビのせいで人前に出る事が億劫になってしまうこともありますよね。

すでに生活習慣の改善や、薬などを使って日々の治療に努力している方は多いと思いますが、医学的な正しい情報を知らないままに自己流のケアをすることで、かえって悪化させてしまったり、ニキビ跡が残ってしまう事は珍しくありません。

そこで今回の記事ではニキビについてのちょっとした基礎知識を紹介していきます。

また、ニキビを退治するには、基礎知識があった方が効率よく対処できますで、日々の生活習慣改善などに役立ててみて下さいね( ^ω^ )

 

そもそもニキビとは?

まず、ニキビとは医学的には、「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」という名前の皮膚疾患の一種に分類されています。

ニキビの基礎知識として、まず知っておきたい事は皮膚は排泄器官であるということです。

皮脂の分泌が多くても、毛穴が詰まっていなければスムーズに肌表面に排出されます。

なので皮脂の排泄がうまく機能しないと、毛穴が塞がり皮脂の出口が閉ざされてニキビができてしまいます。

ニキビを悪化させる原因の多くは、皮膚本来の機能が妨げられた為に起きたと考えることができますね。

ニキビ発生の主な原因


出典:皮膚と皮膚付属器の病気ナビ

皮膚は、毛包・脂腺・汗腺・神経・血管など多様な組織から構成されています。

皮脂腺で皮脂が産生され毛孔(毛穴)を通じて肌表面に到達し、汗と混ざって皮脂膜を作ります。

そして皮膚から水分が蒸発し乾燥するのを防いでいます。

ニキビは毛包の出口である毛穴に古い角質がたまって詰まることで発生します。
これを面皰(めんぽう)と呼びます。

そこにアクネ桿(かん)菌という細菌の感染を伴って炎症を起こすとニキビになります。

具体的には以下のような原因が一般的には多いと思います。

皮脂が過剰に分泌されている
上にも書きましたが、皮脂の分泌が多くても、毛穴詰まっていなければスムーズに肌表面に排出されます。
しかし、ストレスや食生活、睡眠不足などの影響で、スムーズに排出されないほど過剰な皮脂の分泌がされると、毛穴が詰まってしまいます。

毛穴の入口付近の過剰な角化
次に毛穴が詰まる原因として多いのは、皮脂の出口である毛穴周辺の角質が過剰に厚くなり、毛穴の入り口が塞がれてしまう状態です。
入口が塞がれることで、皮脂の分泌が過剰でなくとも、当然皮脂は詰まりやすくなってしまいます。

こちらも皮脂同様にホルモンや睡眠不足、ストレスなどに加えて、間違ったスキンケアなどによって発生します。

間違ったスキンケア、化粧品の使用
毎日お化粧をする人で特に気を付けたいのがスキンケアや化粧品によって、ニキビの原因を作ってしまうことです。
過度な保湿や、毛穴を詰まらせやすい化粧品の使用、メイクの汚れがきちんと落とされていないことがニキビの原因となります。

油分の多いメイクアアップコスメや基礎化粧品の使用には注意が必要です。
また、メイクをしたまま寝てしまう日が続くようですと、当然毛穴は詰まってしまいます。

以上のような、「皮脂の過剰分泌」「毛穴の入り口付近の過角化」は、ニキビの原因となる毛穴の詰まりが発生する原因となります。

思春期ニキビと大人ニキビの違い

思春期のニキビは皮脂分泌の盛んなTゾーンに主にできるのが特徴で、大人ニキビは顎から口の周りや顔の輪郭などのUゾーンにできるのが特徴です。

思春期のニキビは、主にホルモンの分泌が活発化して皮脂が過剰に 産生されることによりニキビができます。

一方大人のニキビは、ターンオーバーと呼ばれる皮膚の生まれ変わりのサイクルが長くなって角質層が厚くなり、毛穴の内側に溜まって毛穴を塞ぎます。

するとニキビが発生しさらに炎症が酷くなると、膿疱(のうほう)となります。
膿みをもつほど悪化したいわゆる黄色ニキビの状態ですね。

進行状態によるニキビの種類

ニキビは色によって白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビと一般的に分類されています。

白ニキビ(閉鎖面皰)・・・毛穴が詰まり皮脂が詰まっているが、炎症は起きていない状態。

黒ニキビ(開放面皰)・・・白ニキビの皮脂の表面が酸化により、黒ずんでいる状態。

赤ニキビ・・・白ニキビに細菌が感染して炎症が起き、赤く腫れた状態。

黄ニキビ・・・赤ニキビの炎症が進行し、膿みを持った状態。


例に挙げた種類だけでなく、何種類か混ざった状態の場合もあります。
まずは自分のニキビはどのタイプかを観察してみましょう。

ニキビの種類によって効果的な薬も違ってくるので、自分のニキビのタイプを把握しておくことは大切です。

日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡ガイドライン2008」によればニキビは数によって分類されています。

軽症・・・炎症性皮疹が片顔で5個以下

中等症・・・炎症性皮疹が片顔で20個以下

重症・・・炎症性皮疹が片顔で50個以下

最重症・・・炎症性皮疹が片顔で51個以上

この中で、重症~最重症に該当するようであれば、できるだけ早く皮膚科にかかることが必要になるでしょう。

抗生物質などを使って炎症を早く収めないと、後々深い凸凹が残ってしまい、回復が難しくなるからです。

病院での治療と並行してじっくりと自分自身でもケアをしていくのが良いでしょう。



ニキビ跡

白ニキビと黒ニキビは炎症が起きていないので、適切な治療を行えばニキビ跡を残さずに治ります。

しかし炎症が起きてしまった赤ニキビと黄ニキビは、炎症が治まった後の皮膚のダメージが大きいと、ニキビ跡として残りやすくなるので注意が必要です。

特に炎症が皮膚深部に達していると、真皮にあるコラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力を生む組織にダメージが及び、ニキビが治った後でも十分に回復できなくなるのです。

これがいわゆるニキビ跡となってその後もずっと残る ことになります。

男性の場合だと、皮膚は女性より厚いために、炎症が深部に及ぶとダメージも大きく、回復しにくいです。

そのため、女性に比べると男性のニキビ跡は深くなりがちになります。

ニキビの出来やすい体質とは?

ニキビは遺伝による影響はあまり大きくはありません。
しかし、皮脂が酸化しやすい体質の人はニキビができやすくなります。

人は酸素を吸ってミトコンドリアで生命活動に必要なエネルギーを作り出し、不要となった二酸化炭素を吐く、というサイクルを繰り返しています。

この過程で活性酸素が産生されます。

活性酸素は、体内に侵入した細菌やウイルスを退治するのに非常に役に立つ一方、過剰な分は DNAやタンパク質まで攻撃し脂質を酸化させてしまいます。

これが体をサビさせる老化のプロセスです。

人の体にはこの過剰な活性酸素を中和する抗酸化酵素というものもあるのですが、活性酸素があまりにも多いと中和が追いつかず、結果として体のサビが進んでしまいます。

体の酸化をできるだけ抑えることが、ニキビを減らし、ひいては老化をゆるやかにするポイントになります。

活性酸素は喫煙や紫外線などでも発生しますので、普段タバコを吸われる方は、ニキビが多量に発生している期間はタバコを控え、なるべく紫外線に当たらないよう気をつけましょう。

食べ物とニキビの関係

ニキビを治療していく上で、普段の食生活にも気を付けなければなりません。

体の細胞は新しく作られた細胞で日々置き換えられます。
私たちの体は、これまでに食べてきたものを元に生まれ変わっています。

毎日忙しくて料理をする暇がなく、いつも買ってきたものばかり食べてしまう、しかも好き嫌いが多くて、自分の好きなものばかり食べてしまう事もあると思います。

また、作って時間の経った食べ物、特に揚げ物は調理された瞬間から油の酸化が始まっていきます。
何度も繰り返し使用された油ならなおさらです。

酸化した油を摂ることは炎症を促進し、ひいては老化の促進にもつながります。
なので、こうした食べ物はなるべく摂らないように注意しましょう。

またチョコレートやスナック菓子、ドーナツ、生クリームを使ったお菓子などの油分を多く含む食べ物は、皮脂の分泌を増やしますのでなるべく控えるようにしていきましょう。

低体温は近代謝

自分自身の基礎体温が何度あるか、把握している人はそんなに多くないかもしれません。
ですが、自分の体を把握する上で重要な指標となりますので、一度測ってみると良いでしょう。

起床後の体温はやや低めに、逆に日中の体温はやや高くなりますので、何度か時間帯を変えて測ってみましょう。

平均して36度以上あるなら正常といえますが、もし36度を下回る場合は問題です。

体温が低いということは体の代謝が悪いことを意味します。

代謝が悪いと、水分や血液の流れが滞りやすく、老廃物がスムーズに排泄されにくくなります。
皮膚は血液を介して栄養分を吸収してるので、古い血液から得られる栄誉分は少なく、結果栄養不足になり、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)に影響します。

本来剥がれ落ちていくべき古い角質がいつまでも毛穴に残ったままだと、毛穴が詰まり皮脂の出口が塞がれてニキビができてしまうのです。

つまり、代謝を上げるには体温を上げなければいけません。
体温を上げる具体的な方法は後日別記事にて紹介してみたいと思います。

まとめ

今回の記事はここまでになります。
ニキビ治療するにあたって、今あるニキビを一刻も早く消し去りたいかとは思いますが、これ以上増やさないことも大切です。

ニキビ発生の原因やメカニズムを理解し、治したあとまた発生させないようにしていきたいですね( ^ω^ )

マイさんマイさん

自分のニキビの進行具合に合わせて日々のケアや薬選びもしていきましょう